2020年10月20日
半年ぶりに趣味友達と会いました。
「髪、めっちゃ伸びたね」
「髪、バッサリ切ったんだね」
という会話からはじまって。
マスクをしたまま、おしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。
途中、移動したりご飯を食べたりもして、また、おしゃべり。
同じアーティストが好きという共通点がありますが、出会ったときには彼女はもうファンを卒業していました。私は今も現役なので、立場は全然違いますが、いわゆるオタクという気質で一致しています。
私は既卒を否定しないし、彼女も現役を揶揄することもありません。
好きでいることも離れることも自由だし、その気持ちを尊重しているからだと思います。あえて言葉にしたことはありませんが。
色々話していたなかで、SNSのリプライについて激しく共感しあったので、今日はそのことを書きます。
私は、いわゆる同人というのかな、商業的ではなく創作された作品を見たり読んだりするのですが、SNS上で作り手さんたちに対して、どうしてそんなことをいうのだろうというリプを見かけることがあります。
完結した小説に対して『違う結末がよかった』
新刊発売の告知に対して『借りて読みます!』
完売した通販に対して『買えなかったからWEB公開してください』などなど。
どうして、そんなことをわざわざ作家さんに言うのですか!?
読み手それぞれに感じ方は様々だけれど、書き手さんが思いをこめて完結させてくれているんだぞ、それ全部で作品なんだぞ、あなたの願いとは違ってもそれは胸にしまっておいて。
新刊発売だって言ってるじゃん。なんでわざわざ『借りる』宣言するの?
なんで販売したものを、あなたが買えなかったからって公開しなきゃならんのよ
リプライという他人の目に触れるところでこれですから、DMだのマシュマロだのといった秘匿性のあるメッセージではいったいどうなっちゃっているのでしょうか。
心配です。
趣味的に創作活動をされている方たちは、別のお仕事を持っている方がほとんどです。
仕事じゃないんですよ。
だからね、百年の恋も冷めるような、情熱の炎が鎮火するような、
余計なことは言わないで!
リプライする前に、ひと呼吸してください。
そして胸に手を当てて聞いてみてください。
相手もあなたと同じく「心」のある人間ですよ。
いや、もしかしたら感受性の意味でいったら
私たちよりもずっと敏感かもしれません。
そもそもね。
限られた文字数で表現しきれるほど、文才があなたにありますか?
あなたの気持ち、誤解されてしまいませんか?
本当に伝えたいことは、それですか?
私は、
アニメも漫画も小説も、
イラストも映画もドラマも音楽も
オリジナルも二次創作も大好きです。
みなさんのおかげで
死んだ心が涙を流して
生きを吹き返した
そういう経験が何度もあります。
あなたが何かを愛する気持ちに救われています。
直接お伝えすることができないので
ここで言わせてください。
今日も、ありがとうございました。
いつも、ありがとうございます。