ダッシュテーション

カフェとダンスとオタ活と。まるで想像しなかった30代を過ごしている独身㊛のブログです。

いま、宮沢賢治を知らない人っているのかな・・・?

こんにちは、コミンです。

 

みなさん『宮沢賢治』知っていますよね?

銀河鉄道の夜」とか「注文の多い料理店」とかの作者の。

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こないだ見ていたテレビ番組のなかで「宮沢賢治は生前、世間から全く評価をされていなかった」ということを知って、びっくりしました。

宮沢賢治といえば、教科書にも載っている日本を代表する作家です。

わずか37歳という若さで亡くなっていますが、膨大な数の作品を書いていて童話だけでも150作ほどあって、詩を入れたら数百という数になるそうです・・・すごいな。

 

私が宮沢賢治の作品にはじめて出会ったのは、6歳か7歳くらいだったと思います。

 

本を読むのが好きだった私は、小学校の授業でも国語が好きでした。正確には、国語の授業が好きだったわけじゃなくて、国語の教科書に載っている物語や詩、エッセイを読むのが好きだったのですが。

ですから、国語の授業で、一文を取り出して「この行動には主人公のどういう気持ちがあらわれているでしょうか」という問題があって、それに〇Xが点くのがちょっと不思議でした。

作者じゃない先生が答えを知っているということは、作者による解説本みたいなものが世の中にはあって、先生になるとそういうものを特別に手に入れられるんだな

と本気で思っていたときもあります。

実際には、学校で国語の読解の授業をするのは、論理的思考の訓練みたいなものだったり、物語に出てくる自分とは違った境遇、立場、性格の登場人物の気持ちや行動に触れることで、多様性を理解したりするためなのかなと考えています。

 

って、話がずれましたね。

 

私がはじめて『宮沢賢治』の作品に出会ったのは、教科書ではなくて、曾祖母が聴いていたカセットテープでした。

 

曾祖母は私が中学生になったときに亡くなりましたが、祖父母と一緒に住む家の一番奥まった部屋で暮らしていました。足腰が弱っていたこともあって、食事をするときもみんなが集まる台所ではなく、祖母が部屋まで運んでいったものを食べていました。トイレもお風呂も自分の部屋に専用のものがあったので、私たちが家に遊びに行っても、その部屋まで行かなければ、顔を合わせることもありませんでした。

行き帰りの挨拶のために、必ず部屋には行っていましたが、体調がよくなさそうだったりするときには、挨拶だけしか交わさないこともありました。

 

そういうわけで、子供だった私にとって、曾祖母は少し近寄りがたい人でした。

あるとき、祖父母の家に家族で遊びにいっていつものように「来ましたよ」の挨拶をしに部屋に行ったときのことです。

部屋の中から、何か声が聞こえてきます。

曾祖母は耳が遠くてテレビの音量を大きくしていたので、テレビでも見ているのかなと思いました。

声をかけてドアを開けると、テレビはついていません。きちんと正座をしている曾祖母の前にはラジカセがひとつ置いてあって、声はそこから流れていました。

 

   どっどど どどうど どどうど どどう
   どっどど どどうど どどうど どどう

 

不思議な歌でした。

見ると曾祖母は少し微笑んでいたので「これなぁに?」と聞いてみました。

 

風の又三郎だよ」

 

そう聞いて私がなんて答えたのかは覚えていません。

ただ、頭の中では、当時私の家の近所を回っていた灯油販売車のテーマミュージック「北風小僧の寒太郎」が流れてきて、風っていうのはみんな歌うんだなと思ったことだけは覚えています。

母によると、それからしばらく私はその歌を口ずさんでいたそうです。

 

   どっどど どどうど どどうど どどう
   青いくるみも吹きとばせ
   すっぱいかりんも吹きとばせ
   どっどど どどうど どどうど どどう
   どっどど どどうど どどうど どどう

 

青空文庫風の又三郎」より引用

 

ちょっと不思議でちょっとこわいような独特の雰囲気が、気に入ったんだと思います。

 

 

 

宮沢賢治さんの作品を、私はまだ、ほんの一部しか読んでいません。

そのなかで特に印象に残っているのは『よだかの星』です。

これを読んで大泣きして、しばらく宮沢賢治の作品が読めなくなっちゃったので。

強く印象に残っています。

 

久しぶりにというか、まだ読んでいない作品もたくさんあるので、宮沢賢治を読んでみたくなりました。

近くの本屋さんや図書館はお休みしていますが、青空文庫にたくさん掲載されていたので、読んでみようと思います。

www.aozora.gr.jp

 

あ、YouTubeに北風小僧の寒太郎があったのですが、私が聴いていたのはこの声ではなかったような・・・気がします。うろ覚えですが。。

 

www.youtube.com

 

 

それでは、また!!